候補者がChatGPTやClaudeを使うときの持ち帰り課題。
ルールがどうであれ、候補者はほとんどの持ち帰り課題をAIでこなせます。だから何を知りたいのかを決めてください。AIの利用が前提だと伝え、タスクを実際の仕事にして、結果とともにAIとの会話も求めましょう。
候補者がAIを使う今、企業は持ち帰り課題をどうしているか
共通のルールはまだありません。AI関連の採用をしている企業も、正反対の方向に進んでいます。
- AIを禁止 Anthropicは、持ち帰り課題を「without Claude unless we indicate otherwise」で行うよう候補者に求めています。 anthropic.com、最終更新2025年7月10日
- AIを前提に Canvaは、技術面接でエンジニアの候補者がCopilot、Cursor、ClaudeなどのAIツールを使うことを期待しています:「We want to see how well candidates collaborate with AI to solve problems.」 canva.dev、2025年6月11日
- 何も言わない 多くの持ち帰り課題の説明はAIに触れておらず、候補者は何が許されるかを推測するしかありません。
持ち帰り課題でAIを禁止すべきですか、許可すべきですか?
持ち帰り課題でのAIの扱い方4通りと、それぞれから候補者について何がわかるか。
| わかること | 問題点 | 適している場合 | |
|---|---|---|---|
| AIを禁止 | ルールに従っていれば、AIなしでの働き方。 | 確認が困難です。正直な候補者は手作業で行い、他の人はそうせず、どちらかは見分けられません。 | 仕事をAIなしで行う場合、またはAIに触れさせてはいけないスキルをテストする場合。 |
| 何も言わない | あまりわかりません。AIを使う人と使わない人がいて、その両者を比較することになります。 | 候補者はルールを推測します。慎重な人は「ダメ」と推測します。 | 決してありません。何か言いましょう。 |
| AIを許可し、結果だけを集める | AIがよく見せてくれる完成品。 | 誰が考えたのか、AIが間違えたときに気づいたのかがわかりません。 | AIがあっても結果を正しく出すのが難しい場合。 |
| AIを前提にして会話を集める | AIへの指示、確認したこと、変更したこと。 | 読むのに時間がかかります。読んで採点する人が必要です。 | 仕事をAIで行う場合。 |
持ち帰り課題で候補者がChatGPTを使ったかどうかわかりますか?
確実にはわからず、それを理由に不採用にできるほどの精度はありません。OpenAIは2023年7月、自社のAIテキスト分類器を「due to its low rate of accuracy」で取り下げました(OpenAI)。コードや計画は文章よりさらに判断が困難です。
AIを検知する代わりに
許可して会話を求めましょう。そうすれば問題はAIを使ったかどうかではなく、どう使ったかになります。何を渡し、何を確認し、何を変えたかです。
監視付きの持ち帰り課題の代わりに
面接で会話の1つの場面について尋ねましょう。ターン12でなぜその数字を信頼したのかを尋ねれば、他の人が作業したことは隠しにくくなります。
候補者がAIを使うときの持ち帰り課題の設計:6つのステップ
- 1AIのルールを最初の行に書く。「好きなAIツールを使ってください。使うことを期待しています。」またはその逆。どちらでも、誰も推測せずに済みます。
- 2実際のファイルを使う実際のタスクにする。実際のコードベースのバグ、昨年の数字がある予算、請求書400件と契約6件。答えが決まっているパズルはAIがそのまま解けます。
- 3AIが間違いやすい箇所を1つ組み込む。情報源と一致すべき数字、答えを変える定義、長い文書に埋もれた細部。ここで誰が確認するかがわかります。
- 41〜3時間に収め、期限は数日にする。厳密なタイマーは不要です。所要時間の目安を伝え、長く働くほど有利になる採点はしないでください。
- 5AIとの会話と短いメモを求める。AIとの会話と、確認したこと、していないことを数行で。読むことを事前に伝えてください。
- 6面接は1つの場面に集中する。会話の中の1ターンを選んで質問します。自分でしていない仕事については答えにくいものです。
AI利用可の持ち帰り課題で候補者が提出すべきもの
Lemonsignalでは、候補者がClaude Code、Codex、Claude Cowork、ChatGPTでタスクに取り組み、会話はセッションリプレイとして記録されます。重要な場面にマークが付き、6つのスキルが採点されます。
持ち帰り課題とAIについての質問
持ち帰り課題でChatGPTやClaudeの利用を認めるべきですか?
業務でAIを使うなら、はい。タスク説明にそう書いてください。AIを禁止する持ち帰り課題は徹底が困難で、採用後には使わない働き方をテストすることになります。そのうえでAIとの会話を求めれば、結果だけでなく働き方がわかります。
持ち帰り課題で候補者がChatGPTを使ったかどうかわかりますか?
完成した成果物からは確実にはわかりません。AIテキスト検知ツールは候補者を判断できるほど正確ではありません。OpenAIは2023年7月、精度の低さを理由に自社のAIテキスト分類器を取り下げました。AIを許可して会話を求めるほうが簡単です。
AIがある今も持ち帰り課題は有用ですか?
変えれば有用です。AIだけで終わる持ち帰り課題からはほとんどわかりません。実際の仕事に基づき、AIの利用を前提にし、会話を集める課題なら、候補者のAIとの働き方がわかります。それこそが今の仕事で求められていることです。
AI利用可の持ち帰り課題の所要時間はどのくらいが適切ですか?
作業は1〜3時間で、タイマーではなく数日の期限を設けます。AIで候補者は速くなるので、以前は1日かかったタスクが数時間で終わることもあります。
AI利用可の持ち帰り課題で候補者は何を提出すべきですか?
成果物、AIとの会話(ほとんどのAIツールは共有またはエクスポートできます)、確認したこと、していないことの短いメモです。Lemonsignalでは会話がセッションリプレイとして記録されます。
候補者がAIを使う場合、ライブ面接は持ち帰りより優れていますか?
どちらが優れているということはなく、見えるものが異なります。ライブでは時間の制約の中でリアルタイムにどう働くかがわかります。持ち帰りでは、誰も見ていないときに、実際の業務に近いタスクにどう取り組むかがわかります。